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費用と見積 約7分で読めます

ブロック塀の撤去費用|長さ・高さで変わる相場と見積もりの見方

塀の大きさと、見えない部分の扱いで金額が決まる

ブロック塀の撤去費用|長さ・高さで変わる相場と見積もりの見方

この記事の結論

  • 公開されている資料では、ブロック塀の解体費用は1㎡あたり5,000円〜1万円です。塀が長く、高くなるほど面が大きくなり、費用も増えます。高さはブロックの段数から見当がつきます。
  • 当社の目安は、ブロック塀の撤去のみで1mあたり1万円〜(高さ2段程度・処分費込み)、撤去+フェンスの新設で40万円〜(長さ10m程度)です(税込)。ほかの長さ・高さは、現地調査のうえお見積りします。
  • 見積書では、基礎まで撤去するか、運搬と処分が入っているか、撤去のあとの仕上げが含まれるかを確かめます。補助金は、多くの自治体で工事の前の申請が必要です。

古いブロック塀を撤去したい。まず気になるのは、いくらかかるかです。

ブロック塀の撤去費用は、塀の大きさに応じて増える部分と、現場の条件で決まる部分でできています。この記事では、公開されている相場と当社の目安を示し、見積書のどこを見ればよいかを説明します。

ブロック塀の撤去費用の相場

公開されている資料では、ブロック塀の解体費用は1㎡あたり5,000円〜1万円とされています。

資料 書かれている内容
比較ビズまとめ「【2026年版】ブロック塀の解体費用はどのくらい?注意すべきトラブルについて解説!」 ブロック塀の解体費用は、1㎡あたり5,000円〜1万円。人件費・運送費・廃材処分費などで変わる
CREX「塀のリフォーム費用はいくら?種類別の相場や工期 補助金も解説」 塀の撤去・解体費用は、解体作業費と廃材の処分費を含めて1㎡あたり5,000〜15,000円程度。このうちブロック塀は5,000〜10,000円/㎡

(出典:比較ビズまとめ「【2026年版】ブロック塀の解体費用はどのくらい?注意すべきトラブルについて解説!」〔2024-12-20 更新〕、CREX「塀のリフォーム費用はいくら?種類別の相場や工期 補助金も解説」〔2026-02-04 更新〕、2026-10-22 確認)

どちらの資料も、税込か税抜かは書いていません。 処分費について、CREXは含むとし、比較ビズまとめは金額を左右する要素の1つとして挙げています。何が含まれるかは、資料ごとに違います。

自治体の資料にも、例があります。山梨県は、ブロック塀の耐震化の事例集で、撤去工事のみの場合の撤去費を、長さ15mで約22万円と示しています。塀の高さは書かれていません。

(出典:山梨県「ブロック塀の安全確保について」に掲載の事例集「ブロック塀の耐震化事例と工事費」、2026-10-22 確認)

資料によって、単位も、含まれる範囲も違います。 数字はそのまま比べず、目安として見てください。実際の金額は、塀の長さ・高さと現場を見てから決まります。

長さと高さを知る

撤去の見積もりを頼むときは、塀の長さと高さを伝えると、話が早く進みます。長さはメジャーで測れます。高さは、ブロックの段数から見当がつきます。

埼玉県は、ブロックの一般的な寸法の目安として、6段積みで高さ1.2m、8列で長さ3.2mを示しています。1段はおよそ20cm、1個の長さはおよそ40cmです。

(出典:埼玉県「ブロック塀などの安全対策について」、2026-10-22 確認)

段数 高さの目安
2段 約0.4m
4段 約0.8m
6段 約1.2m
8段 約1.6m

高さは、塀が接している地面から数えます。 道路側と敷地側で地面の高さが違う場合は、両側の段数を数えておくと確実です。塀の上にフェンスが付いている場合は、フェンスも撤去するかどうかを決めておきます。

当社の目安

当社の目安は次のとおりです。金額は税込です。

工事 当社の目安 条件
ブロック塀の撤去のみ 1mあたり1万円〜 高さ2段程度・処分費込みの場合
ブロック塀の撤去+フェンスの新設 40万円〜 長さ10m程度の場合
ブロック塀の高さを下げる工事 現地調査のうえお見積り 残す部分の状態によっては、全撤去をご提案する場合がある
台風・事故で壊れたブロック塀の復旧 現地調査のうえお見積り ―

既存のブロックの撤去・処分費は、基本的にお見積りに含みます。修理だけの小さな工事でも、最低金額はありません。金額と条件は、ブロック塀工事のページと同じです。

撤去のみの1mあたり1万円〜は、高さ2段程度の場合の目安です。 それより高い塀の金額は、この数字から割り出さず、現地で塀を見てからお伝えします。記事の前半で紹介した公開資料の相場とは、単位も含まれる範囲も違うため、そのまま並べて比べることはできません。

金額が変わる条件

条件 変わる理由
高さと厚さ 崩すブロックの量が増える
鉄筋と控壁 鉄筋の切断や、控壁の撤去が加わる
基礎 地中の基礎まで撤去するか、地面の高さで残すか
塀の上のフェンス フェンスの撤去と、材料ごとの分別が加わる
車や重機が入れるか 入れない場合は、手作業と手運びになる
お隣・道路との距離 破片が飛ばないよう、養生や手作業が増える
撤去のあとの仕上げ 整地、フェンスの新設、土間コンクリートなど

見落としやすいのは、塀が土を支えている場合です。 高低差のある場所の塀は、撤去すると土が崩れることがあり、工事の内容が変わります。見分け方は、古いブロック塀の安全点検の記事で説明しています。

見積書の見方

項目 確かめること
解体(撤去)費 長さ・高さ(または面積)と、単価が書かれているか
基礎の撤去 基礎まで撤去するのか、残すのか
運搬費・処分費 がらの運び出しと処分が含まれているか。別の項目になっていないか
塀の上のフェンス フェンスの撤去と処分が含まれているか
養生・清掃 道路やお隣への飛散を防ぐ養生と、作業後の清掃
撤去後の仕上げ 整地、境界まわりの補修、新しいフェンスなど
諸経費 何が含まれているか
撤去の見積もりを比べるときの注意
  • 長さと高さ(段数)を、各社で同じにして伝える
  • 「一式」だけの見積もりは、内訳を出してもらう
  • 撤去の範囲(基礎・上のフェンス)がそろっているかを見る
  • 補助金を使う場合は、申請に見積書が要るかを自治体に確かめる

見積書全体の読み方は外構の見積書の見方、何社に頼むかと比べ方は外構の相見積もりの記事で説明しています。他社のお見積書をお持ちの場合は、そのままお見せください。同じ内容でいくらになるか、比べやすい形でお出しします。

補助金を使う場合

危険なブロック塀の撤去には、補助制度を設けている自治体があります。道路に面した塀が主な対象で、お隣との境界の塀は対象外とする自治体が多く、ほとんどの自治体で工事の契約・着工より前の申請が必要です。東京23区と、横浜市・川崎市・さいたま市・千葉市などの制度は「ブロック塀撤去の補助金・助成金一覧」に、制度の調べ方は古いブロック塀の安全点検の記事にまとめています。当社では、申請に使う見積書や工事前・工事後の写真のご用意、申請書類の書き方のご相談をお手伝いします(申請はお客様ご本人が行います)。

(出典:エクステリアLaBo「ブロック塀撤去の補助金・助成金一覧」〔2026-10-09 時点の各自治体の公式ページをもとに作成〕、2026-10-22 確認)

当社の施工事例から

東京都中央区の工事では、傷んだブロック塀を解体し、新しくブロック塀を積みました。費用は約6.6万円(税込)、工期は1日でした。

撤去だけでなく、積み直しまでを含む例です。 塀の長さや高さは現場ごとに違うため、この金額はそのまま当てはめられません。費用は施工当時のものです。事例の詳しい内容は、施工事例のページに載せています。

よくある質問

撤去だけでも頼めますか

頼めます。フェンスを付けない、撤去だけのご依頼も承ります。撤去したブロックの処分費は、基本的にお見積りに含みます。

一部だけの撤去や、高さを下げる工事もできますか

対応しています。ただし、残す部分にひびや傾きがある場合は、安全のため全撤去や作り直しをご提案することもあります。現地で確かめてご説明します。

工事は何日かかりますか

塀の長さや工事の内容で変わります。施工事例の東京都荒川区の工事(ブロック塀の撤去・積み直し・フェンスの設置)は3日間でした。正確な日数は、お見積りの際にお伝えします。

お隣との境の塀も撤去できますか

境界線上の塀は、お隣と共有の場合があり、撤去にはお隣の同意が必要です。現地調査のときに境界の位置を一緒に確かめます。

※ 本記事の金額は目安です。正確な金額は、塀の長さ・高さ・基礎の状態を現地で確かめたうえでのお見積りになります。

ブロック塀の撤去・補修の価格の目安と施工事例は、ブロック塀工事のページでご紹介しています。ひびや傾きがあって、補修か撤去かを迷っている場合は、ブロック塀のひび・傾き・欠けの修理のページもご覧ください。

塀の長さと段数を、現地で測ってお見積りします

エクステリアLaBoは、自社の職人が撤去から仕上げまで施工するので、中間マージンはかかりません。補助金の申請に使う見積書や写真のご用意もお手伝いします。現地調査・お見積りは無料です。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
がら解体で出る、コンクリートやブロックの破片。
控壁塀が倒れないように、塀と直角の向きに突き出して設ける壁。
基礎塀を支えるために、地面の中につくるコンクリートの部分。
養生工事中に、まわりを汚したり傷つけたりしないよう、覆って守ること。
擁壁高低差のある敷地で、土が崩れないよう支える壁。
諸経費現場の管理や書類づくりなど、個々の作業に入らない費用。
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