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リフォーム外構 約4分で読めます

古い外構をリフォームするタイミング

安全に関わるものは待たない。それ以外は生活の変化に合わせる

古い外構をリフォームするタイミング

外構は、家の中と違って壊れても生活が止まりません。 フェンスが傾いていても、玄関までは歩けます。だから後回しになります。

ただし、待ってはいけないものがあります。 判断の基準は「不便かどうか」ではなく、「倒れたり崩れたりしたときに、人に当たるか」です。

待ってはいけないもの

倒壊すると人に当たる可能性があるものは、劣化のサインが出た時点で対応してください。

対象 危険なサイン
ブロック塀 ひび割れ、傾き、目地の崩れ、鉄筋の露出、さび汁
擁壁 ひび、はらみ出し、水抜き穴の詰まり
門扉・フェンスの支柱 根元のさび、ぐらつき
カーポート 柱の変形、屋根材の割れ、固定部のゆるみ

ブロック塀は特に注意が必要です。 高さがあり、道路に面していることが多く、倒れたときの被害が大きくなります。地震のたびに問題になってきた部分です。

自治体によっては、危険なブロック塀の撤去に補助制度を設けている場合があります。お住まいの自治体の窓口で確認してください。東京23区と首都圏の主な市の制度は「ブロック塀撤去の補助金・助成金一覧」で確認できます。

傾きは、離れて見ると分かります

壁のすぐ横に立つと、傾きは分かりません。道路の反対側から、垂直と見比べてください。

電柱や建物の柱を基準にすると、ずれが見えます。

生活の変化に合わせるもの

安全に問題がなければ、暮らし方が変わったときが検討のタイミングです。

  • 車を買い替えた、台数が増えた → 駐車場の広さが合わなくなる
  • 子どもが生まれた、成長した → 安全性や自転車の置き場が要る
  • 家族が高齢になった → 段差と手すり、滑りにくい床
  • 在宅時間が増えた → 庭の使い方が変わる
  • 手入れが負担になってきた → 芝を人工芝に、植栽を減らす

最後の項目が意外に多い動機です。 建てたときは手入れを楽しめても、10年経つと負担になります。維持の手間を減らすためのリフォームは、十分に理由になります。

建物のリフォームと合わせるか

まとめると重複する費用が減る

外壁の塗装や屋根の工事と時期を合わせると、重複する費用が減ります。

  • 足場を共用できる場合がある
  • 重機や車両の搬入が1回で済む
  • 近隣への挨拶と、工事期間の負担が1回で済む
  • 完成したときに、家全体の見た目が揃う

4番目が効きます。 外壁だけきれいにすると、古い外構との差が目立ちます。逆も同じです。

ただし、同時にやると総額は大きくなります。 資金の準備と、どちらを優先するかの判断が必要です。安全に関わる部分だけ先に手を付け、残りを後にするという分け方もあります。

まとめてやるか、分けてやるか

まとめる 分ける
総額 割安になりやすい 1回あたりは小さい
段取り 1回で済む そのつど必要
仕上がり 全体の統一が取れる 時期による差が出る
資金 まとまった額が要る 分散できる

判断の目安は、地面を掘るかどうかです。 舗装をやり直す、配管を通す、擁壁を触る。こうした工事が含まれるなら、まとめたほうが確実に安く済みます。 掘って埋めてを繰り返すのが最も無駄だからです。

逆に、フェンスの交換や植栽の入れ替えのように地面を掘らない工事であれば、分けても損は小さくなります。

リフォームで見落とされること
  • 既存の構造物の撤去と処分に費用がかかる
  • 掘ってみたら、古い基礎やコンクリートが埋まっていた
  • 隣地との境界の位置が、当時と認識が違っていた
  • 既存の配管の位置が現在の計画と合わず、やり直しになった
  • 工事中、駐車場や玄関が使えない期間が発生する

1番目を見落とすと、見積を見て驚くことになります。 新築の外構と違い、リフォームには壊して運び出す工程が先に入ります。

3番目は特に注意してください。 塀を作り直すとき、境界の位置が問題になることがあります。着工前に確認しておくべき部分です。

点検の目安

年に一度、次を見てください。費用はかかりません。

  • ブロック塀や擁壁に、新しいひびが増えていないか
  • フェンスや門扉の支柱がぐらついていないか
  • 雨のあと、水が溜まる場所が増えていないか
  • 舗装のひび割れが広がっていないか

変化があったかどうかが重要です。 去年と同じなら急ぎませんが、進行しているなら早めに見てもらってください。

※ 本記事は一般的な整理です。危険性の判断は現地の状況によります。倒壊の恐れがある場合は、早めに専門家へご相談ください。

古くなった外構の修理・補修のご相談は、外構の修繕・補修のページで対応内容と流れをご紹介しています。

症状ごとの修理の判断と費用の目安は、ブロック塀のひび・傾き・フェンスのぐらつき・カーポートの屋根の割れ・門扉の開け閉めのページでもご紹介しています。

既存外構の状態から拝見します

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
ブロック塀コンクリートブロックを積んで作る塀。鉄筋と基礎の状態が安全性を左右する。
擁壁高低差のある敷地で、土が崩れるのを防ぐために設ける壁。
はらみ出し壁が土圧などにより外側へ膨らむこと。危険なサイン。
水抜き穴擁壁の裏に溜まる水を逃がすための穴。詰まると圧力が高まる。
目地ブロックやタイルの継ぎ目。
境界隣の土地との境目。杭や境界標で示される。
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