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リフォーム外構 約3分で読めます

目隠しを後から足す

既存のフェンスに板を張ると、風で倒れる

目隠しを後から足す

住み始めてから気づく後悔で、上位に来るのが視線です。

道路から室内が見える、隣家の窓と目が合う、洗濯物が見られる。図面の段階では想像しにくく、住んで初めて分かります。

幸い、目隠しは後から足せる数少ない要素です。ただし、やり方を間違えると危険です。

方法ごとの向き不向き

方法 特徴
フェンスを高くする 確実。ただし支柱と基礎の見直しが要る
目隠しパネルを追加する 比較的手軽。風の影響に注意
独立したスクリーンを立てる 必要な部分だけ。基礎が要る
植栽で遮る 圧迫感がない。育つまで時間がかかる
シェード・すだれ 最も安い。恒久的ではない
窓側で対処する 外構を触らない。フィルムやブラインド

最後の選択肢を忘れないでください。 見られたくないのが室内であれば、窓側で解決できることがあります。外構工事より安く、早く済みます。

視線が気になるのが庭やデッキであれば、外構側の対処が必要になります。

既存フェンスに足すときの注意

板を張ると、風を受ける面になる

最も多い失敗がこれです。 既存のメッシュフェンスに板やシートを張ると、設計時に想定していない風圧がかかります。

  • 隙間のあるフェンスは、風を通す前提で作られている
  • 塞ぐと、面で風を受けることになる
  • 支柱と基礎は、その力を想定していない
  • 強風で、フェンスごと倒れる

「強風で倒れたフェンス」の多くは、後から目隠しを足したものです。

追加する前に、支柱の間隔と基礎が耐えられるかを確認してください。 場合によっては、支柱を増やす、基礎を作り直す必要があります。

風を通す目隠しを選ぶという方法もあります。ルーバーや格子であれば、視線を遮りつつ風を通せます。

必要な高さを、現地で確かめる

高さは「見られたくないものが隠れる高さ」で決まります。

  • 立って見たときの視線の高さ
  • 隣家の窓の位置(2階からなら、フェンスでは隠れない)
  • 道路からの距離(離れているほど、低くても隠れる)

2番目が重要です。 上階から見下ろされている場合、フェンスでは対応できません。 この場合はパーゴラや樹木、あるいは窓側での対処になります。

現地で、実際に隠したいものの前に立ってください。 手を上げて「このあたり」と確認すると、必要な高さが分かります。カタログの高さから選ぶと、足りないか、過剰になります。

隣家への配慮

目隠しは、隣家との境に作ることが多いものです。

確認しておくこと
  • 境界の位置と、どちら側に立てるか
  • 隣家の日当たりに影響しないか
  • 圧迫感を与えないか
  • 基礎が越境しないか
  • 工事のとき、隣地に立ち入る必要があるか

2番目と3番目は、法的な問題ではなくても関係に影響します。 高い壁を建てられた側は、良い気分にはなりません。

事前に一声かけておいてください。 「洗濯物が気になるので、この部分だけ目隠しを付けます」と伝えるだけで、受け取られ方が変わります。

風を通す形や、圧迫感の少ない素材を選ぶことも、配慮のひとつです。

植栽という選択

時間はかかりますが、圧迫感が最も少ない方法です。

  • 常緑樹なら、一年を通して遮る
  • 落葉樹は、冬に葉が落ちて効果がなくなる
  • 育つまでに数年かかる
  • 手入れが継続的に必要

目隠しが目的なら、常緑樹を選んでください。 そして、植えた直後は隠れないという点を理解しておいてください。

フェンスと組み合わせるという方法もあります。低いフェンスで基本を作り、その手前に植栽を置く。構造物だけより柔らかく見えます。

全部を囲まない

必要なのは、見られたくない方向だけを塞ぐことです。

住んでみて分かった「気になる方向」は、たいてい一部です。そこだけに費用をかければ済みます。

全周を囲うと、費用も圧迫感も大きくなります。そして風の抵抗も増えます。

後から足せるという利点を活かして、必要な場所から少しずつという進め方ができます。

※ 本記事は一般的な整理です。適した方法は敷地の条件と周囲の状況によって変わります。

ご自宅の写真に目隠しフェンスを置いて、高さや位置を試せる外構シミュレーターもあります。

今あるフェンスがぐらつく・傾いた・壊れたときの修理と費用の目安は、フェンスのぐらつき・傾き・破損の修理のページでご紹介しています。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
ルーバー角度をつけた羽根板を並べた構造。視線を遮りつつ通風する。
目隠しパネル既存のフェンスなどに取り付ける、視線を遮る板。
スクリーン独立して立てる目隠しの構造物。
パーゴラ柱と梁で組んだ棚状の構造物。上からの視線を和らげる。
風圧風が構造物に加える力。面積が大きいほど大きくなる。
常緑樹一年を通して葉を保つ樹木。
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