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プランと設計 約3分で読めます

照明計画(防犯・演出・電源)

器具は後から選べる。電源の位置は選べない

照明計画(防犯・演出・電源)

外構の照明は、予算が厳しくなると最初に削られる項目です。「後から付ければいい」と考えられるためです。

半分は正しく、半分は違います。器具は後から付けられますが、電源は後から通せません。

照明には3つの役割がある

役割 何のためか
安全 足元と段差を見せる。転倒を防ぐ
防犯 暗がりをなくす。人の接近に気づく
演出 建物と植栽の見え方を整える

優先順位は、この順です。 演出から考えると、必要な場所が抜けます。

安全のための照明

段差と階段には、必ず光が要ります。 夜、荷物を持って帰宅したときに、段差が見えるかどうか。ここは削らないでください。

  • 玄関までの階段
  • アプローチと駐車場の境目
  • 駐車場から玄関へ抜ける経路
  • 高低差のある場所

足元を照らす照明は、上から照らすより効果があります。 段差の際に影ができないためです。

防犯のための照明

明るくすれば安全、という単純な話ではありません。

常に明るい状態は、その明るさが「普通」になります。変化がないと、人は気づきません。 一方、人が近づいたときに点灯するセンサー式は、変化そのものが合図になります。

特徴
常時点灯 暗がりを作らない。電気代がかかる
センサー式 変化で気づける。点灯の範囲を絞る必要がある
タイマー式 一定時間だけ点灯。留守中も生活感が出る

組み合わせるのが現実的です。 常時は控えめに、動きがあれば強く光る、という形になります。

建物の裏手と、死角になる場所を優先してください

道路から見える正面は、街灯や人目があります。

本当に暗いのは、建物の脇や裏です。 そこに何もないことが多くあります。

明るすぎることの弊害

光が届く範囲を考える
照明で起きるトラブル
  • 隣家の寝室の窓に、光が入る
  • 道路へ向いていて、運転者がまぶしい
  • センサーの範囲が広すぎ、通行人のたびに点灯する
  • 明るすぎて、庭全体が平坦に見える
  • 虫が集まる

1番目と3番目が、近隣トラブルの原因になります。 特にセンサーライトは、道路に向けると通行のたびに点灯します。設置後に角度と範囲を調整してください。

光は「どこを照らすか」より「どこへ漏れるか」で問題になります。器具を選ぶときは、光が広がる角度も確認してください。

電源の位置は、先に決める

照明を後から足すとき、最も大きな障害が電源です。

舗装した後に配線を通すには、掘り返すことになります。器具の値段より、そこまでの工事のほうが高くつきます。

だから、次のように進めるのが合理的です。

1. 将来を含めて、光がほしい場所を挙げる2. その位置まで、配線と管を通しておく3. 今すぐ必要な器具だけ、先に付ける4. 残りは、住んでから足す

2番目までは、舗装の前にしかできません。 器具を付けるかどうかは後で決めても構いませんが、配線だけは先に通しておく価値があります。

同じことが屋外コンセントにも言えます。高圧洗浄機、電動工具、季節の飾りつけ。使いたい場所に電源がないという後悔は、非常に多い部分です。

ソーラー式という選択

配線が不要なソーラー式の照明もあります。後から自由に置けるのが利点です。

ただし、次の点を理解しておいてください。

  • 日当たりの悪い場所では、十分に充電されない
  • 冬場や雨天が続くと、点灯時間が短くなる
  • 明るさは、配線式より控えめになる

補助として使うには十分ですが、安全のための照明を任せるには不安が残ります。 段差や階段は、配線式にしてください。

※ 本記事は一般的な整理です。適した器具と配置は、敷地の条件と周囲の状況によって変わります。

配線だけ先に通しておく、という進め方もご提案できます

エクステリアLaBoは、現地調査・プラン作成・お見積りをすべて無料で承っています。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
フットライト足元を照らすために低い位置に設ける照明。
センサーライト人の動きを検知して点灯する照明。
アッパーライト下から上へ向けて照らす照明。樹木や壁面の演出に使う。
配管・配線電気を通すための管と線。舗装の前に埋設する。
屋外コンセント外部で使用する電源。防水仕様のものを設置する。
光害照明の光が周囲へ漏れ、迷惑になること。
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