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プランと設計 約3分で読めます

外構プランはいつ考え始めるべきか

建物の配置が決まる前に考えると、選択肢が広い

外構プランはいつ考え始めるべきか

外構を考え始めるのは、多くの場合家の打ち合わせが終わってからです。間取りを決め、内装を決め、最後に「そういえば外はどうしよう」となります。

この順序が、選択肢を狭めています。 外構は建物の外側にありますが、建物の位置が決まった時点で、できることの範囲が決まってしまうからです。

建物の位置が、外構の面積を決める

当たり前のようですが、見落とされます。敷地の広さは変わらないので、建物を置いた残りが外構の場所です。

  • 建物を道路側に寄せれば、駐車スペースが狭くなる
  • 建物を奥に寄せれば、庭が狭くなる
  • 玄関の位置で、アプローチの取り方が決まる
  • 駐車場の位置で、車の切り返しに要る幅が決まる

この判断は、間取りの打ち合わせの中で行われています。 そのとき外構のことを考えていないと、後から「車が入らない」「アプローチが取れない」という制約に気づきます。

駐車場だけは、間取りより先に考えてください

車のサイズと台数は変えられません。そして駐車には、車体の寸法より広い場所が要ります。

ドアを開ける幅、切り返しに必要な奥行き。ここが足りないと、住んでから毎日困ります。

家づくりのどの段階で、何を考えるか

段階 外構で考えること
土地を探している 道路との高低差、間口の広さ、接道の方向
建物の配置を検討している 駐車台数と位置、玄関の向き、隣家との関係
間取りが固まった オープンかクローズか、動線、目隠しの要否
仕様を決めている 外構の予算枠、給排水と電源の位置
着工〜上棟 外構業者への相談、現地調査
引渡し前 外構の契約、着工の段取り

上の2段階が、最も効きます。 ここで決まったことは、後から動かせません。

一方、下に行くほど後から変更できます。 フェンスの色や植栽の種類は、住んでからでも足せます。焦って全部を決める必要はありません。

なぜ引渡しに間に合わないのか

外構は建物の後にしか着工できない

新築で「入居したのに外構が土のまま」という状態がよく起きます。理由は単純で、外構は建物の工事が終わらないと本格的に着工できないからです。

工事車両が出入りし、足場が組まれている間は、地面を仕上げられません。つまり外構の工事期間は、引渡しの直前に集中します。

そこに次の要素が重なります。

  • 外構の見積と契約に時間がかかる(プラン作成、修正、相見積もり)
  • 業者の日程が埋まっている(引渡しの時期は集中しやすい)
  • 天候で工程が動く(コンクリートは雨天に打てない)

だから、遅く動くほど間に合わなくなります。 上棟のころに相談を始めれば、余裕を持って引渡しに合わせられます。

入居後に工事すると何が起きるか

間に合わなかった場合、住みながらの工事になります。できないわけではありませんが、条件が変わります。

入居後の外構工事で起きること
  • 工事中、駐車場が使えない期間が発生する
  • 生活動線と工事動線がぶつかる
  • 荷物や車の移動が必要になる
  • 近隣への影響が、住人としての立場で返ってくる
  • 雨天で土のまま過ごす期間が延びる

最後の項目が地味に効きます。 舗装されていない地面は、雨のたびにぬかるみます。玄関まわりが泥だらけになる生活が、工事が終わるまで続きます。

いま何もしなくてよいわけではない

「まだ土地を探している段階だから」「間取りも決まっていないから」と後回しにされがちですが、この段階でできることがあります。

  • 駐車したい台数と、車のサイズを確定させる
  • 敷地と道路の高低差を見ておく
  • 外構におおよそいくら使えるかを、住宅の予算の中で確保する
  • 気になる外構の写真を集めておく

3番目が特に重要です。 住宅ローンの組み方によっては、外構費用を含められる場合と、そうでない場合があります。建物の契約が固まってから外構の予算を捻出しようとすると、削るしかなくなります。

※ 本記事は一般的な整理です。実際の進め方は、建築会社との契約内容や敷地の条件によって変わります。

ご自宅の写真にフェンスやカーポートなどを置いて、完成のイメージと費用の目安を試せる外構シミュレーターもあります。プランを考え始めるときの参考にどうぞ。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
外構建物の外まわりの工事。駐車場、アプローチ、フェンス、門柱、庭など。
配置図敷地の中で建物がどこに建つかを示した図面。
接道敷地が道路に接している状態。方向と幅が外構の計画に影響する。
間口敷地が道路に接している部分の幅。
アプローチ道路や駐車場から玄関までの通路。
上棟建物の骨組みが組み上がること。工事の中盤の節目。
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