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費用と見積 約3分で読めます

外構工事の費用は何で決まるのか

見えている部分より、地面の下と土の量が効く

外構工事の費用は何で決まるのか

外構の見積を受け取ったとき、多くの方が最初に思うのは「思っていたより高い」です。そして次に、何にこの金額がかかっているのかが分からない。

外構の費用は、大きく4つの要素でできています。この構造が分かると、自分の敷地で何が金額を押し上げているのかが見えてきます。

費用は4つの要素でできている

要素 何に対する費用か
仕上げの量 舗装した面積、フェンスの延長、造作の点数
部材のグレード 既製品か造作か、素材と製品の等級
下地と土工事 掘削、整地、残土の処分、地盤の補強
仮設と諸経費 重機の搬入、養生、現場管理、廃材の処分

このうち、施主の目に見えるのは上の2つだけです。カーポートやフェンスは製品名で調べれば価格が分かります。しかし費用が大きく動くのは、下の2つです。

下地と土工事が、金額を左右する

外構は地面の仕事です。仕上げの下には必ず下地があり、その下には土があります。

  • 掘削してどれだけ土を出すか
  • 出た土をどう処分するか(残土処分は費用がかかります)
  • 地面の高さをどう揃えるか
  • 地盤が緩ければ、その対策が要る

同じ広さの駐車場でも、土を大量に出す敷地と、ほとんど出ない敷地では金額が変わります。 図面の上では同じ面積でも、断面で見ると別の工事になっています。

「土を運ぶ」ことに費用がかかります

残土は現場の外へ運び出し、処分場で処理します。運搬と処分の両方に費用がかかるため、

土の量が多い敷地ほど高くなります。 見積で残土処分の項目を確認してください。

高低差は最も大きい要因

道路と敷地に段差がある、隣地との間に高低差がある。この条件があると、擁壁や階段、土留めが必要になります。

平坦な敷地に舗装するのと、高低差を処理してから舗装するのとでは、工事の性質そのものが違います。土地を選ぶ段階から効いてくる要素です。

同じ間口でも金額が割れる理由

同じ間口でも敷地条件で金額が変わる

複数の業者から見積を取ると、金額が大きく違って驚くことがあります。原因はたいてい次のどれかです。

割れる原因 中身
工事の範囲が違う どこまで舗装するか、どこから土のまま残すか
部材のグレードが違う 同じ「フェンス」でも製品の等級が違う
下地の仕様が違う 厚み、砕石の量、鉄筋の有無
残土処分が入っていない 見積に含まれず、後から別途になる
現地を見たかどうか 見ていない見積は、高低差や地盤が反映されていない

最も多いのは範囲の違いです。 「外構一式」と書かれていても、どこまでを含むかは業者ごとに違います。同じ図面で見積を依頼しないと、比較になりません。

見積を取る前に、自分で把握できること

業者に依頼する前でも、次の4点は把握できます。ここが分かっていると、見積の前提が揃います。

  • 敷地の広さと、家が建つ位置(配置図で分かります)
  • 道路と敷地の高低差(目視でおおよそ分かります)
  • 駐車したい台数と、車のサイズ
  • やりたいこと、やらなくてよいことの区別

4番目が最も重要です。 外構は「全部やる」と高くなりますが、あとから足せるものも多い分野です。今やるべきものと、住んでから考えてよいものを分けると、初期の金額は下がります。

ただし、あとから足せないものもあります。 地面の下に埋まる配管や配線、擁壁のような構造物は、後から手を入れると高くつきます。この区別は次の記事で扱います。

※ 本記事は費用の構造を一般的に整理したものです。実際の金額は敷地の条件と工事内容によって変わります。

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付録:本記事で使用した専門用語一覧

用語解説
外構建物の外まわりの工事。駐車場、アプローチ、フェンス、門柱、庭など。
残土掘削によって発生し、現場の外へ運び出す必要のある土。
整地地面の高さをならし、仕上げができる状態に整えること。
擁壁高低差のある敷地で、土が崩れるのを防ぐために設ける壁。
土留め土が流れ出さないように留めるための構造物。
下地仕上げ材の下に施工する層。砕石や鉄筋、コンクリートなど。
諸経費現場管理費など、直接の作業以外にかかる費用。
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